金允福神父様からのお別れの言葉

神学生の時、私は教区司祭の色々起源の中の一つは巡回説教師という巡回しながら説教をする人だと学びました。巡回宣教師は一つの所に留まらずあちこち教会共同体を訪れて、自分の説教を通して自分が持っている神様からの教えをその共同体と分かち合いました。そして、その共同体と共に生活して、その共同会から今まで悟らなかった新しい神様からの教えを学んで、他の所に立ち去ることが巡回宣教師の人生でした。それで、今までその巡回宣教師の姿を残しているのが自分の任期が終わったら他の小教区に移る教区司祭の姿だということを神学校で学んだ思い出があります。私もいつか藤沢教会から立ち去る時が来ると思っていましたが、いつの間にかその日が来ました。
私が好きな韓国のカトリック青年聖歌の中で「送歌」という歌があります。「あなたとの別れが惜しいと思わないのは互いが離れて歩んでも同じところを仰いでいるからです。私たちはたんぽぽの種、同じ花の中にいて互いに交わり、風が吹いてくるとこの世に散らされていって、他の所に落ちて離れて咲いても空を仰いで香りを放つ同じ花です。一緒に暮らした日々を懐かしいと思わないのはあなたが離れた後にもその心が残っているからです。共に笑って一緒に悩みながら道を探した私たち、振り返るとすべてのことが美しい愛だったです。他の所に落ちて離れて咲いても空を仰いで香りを放つ同じ花です。」
同じ花の中にいて互いに交わり、風が吹いてくるとこの世に散らされていって、他の所に落ちて離れて咲いても空を仰いで香りを放つ同じ花のように、皆さんも私も自分の日常を通して神様の香りを放つ花になって、この世をもっと美しく作ることができますように祈ります。皆さんお元気で神様の恵みのうちに留まるように。